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社労士試験の受験資格をわかりやすく解説!申込時に必要な書類や注意点も

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社労士試験の直前期に、限られた時間を最大限活用する方法を解説。合格者の時間管理、直前期の学習内容など、試験直前の勉強時間の使い方を紹介します。

出勤中の社労士

社会保険労務士(以下、社労士)試験本番まであとわずか。限られた時間をどう使うかが合否を分ける!

社労士試験の直前期は、限られた時間の中で最大の成果を出すことが求められます。しかし、ただ長時間勉強するだけでは効率的とは言えず、合格に必要な知識を確実に定着させられるかどうかはわからないでしょう。

本記事では、直前期の勉強時間の目安、時間を有効活用するための戦略を詳しく解説します。試験本番までの貴重な時間を最大限活かし、合格に向けた最終調整を行いましょう!

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社労士試験合格者の、直前期の勉強時間は?

社会人で資格を勉強している雰囲気

多くの社労士試験合格者は、試験直前期(約1ヶ月前頃から)は勉強時間を増やしており、特に1週間前では1日8〜10時間を費やすという人も珍しくありません。

そもそも社労士試験合格に必要な勉強時間は、1,000時間程度と言われています。1,000時間とは、1年間の勉強期間を設ける場合で、平日1日2時間、土日は4.5時間の勉強時間が必要となる計算です。しかしこれは単純な計算で、実際には試験直前期に勉強時間を増やすことが望ましいでしょう。

それは社労士試験は試験範囲が広範で、かつ暗記事項が膨大であり、記憶を保てる直前期になるべく多くの時間を確保した方が試験本番日を知識や記憶が新鮮なタイミングにできるためです。

試験直前期である1ヶ月前は毎日3〜4科目に触れられる状態がベスト。少なくとも1週間で全科目には触れるようなスケジュールを組みましょう。科目の偏りを作らないよう、いつ何をやったか手帳などに記録するのがおすすめです。

社労士試験直前期、どうやって勉強時間を確保する?

社労士試験直前期、どうやって勉強時間を確保するか説明している女性

会社員など有給休暇が使える人は、事前に会社に相談して試験直前のタイミングでなるべく長く有給休暇を取得できるように調整しておくなど、工夫しましょう。

有給取得は会社員の権利とは言え、数日〜数週間の休暇を申し出ると周りの同僚や上司・部下にも負担が大きいもの。そもそも会社が有給取得についてどのようなルールを設定しているかもよく確認し、なるべく早めに責任者等へ相談しておくとよいでしょう。

また、直前期の勉強場所としてレンタル自習室を利用するのもおすすめです。

社労士試験直前期にやるべきこと5選

社労士の勉強をしているところ

社労士試験直前期、限られた勉強時間のなかでやるべきことをご紹介します。

当然ながら細かい点では個人差がありますが、社労士試験合格のために重要なこととして確認してください。

1.過去問演習

直前期でも必要なのは、やはり過去問演習です。しかし、ただ最初から最後まで問題を解くという方法は直前期の時間が限られている状況下では非効率です。

社労士試験は試験範囲が広いため、過去問も何冊にも渡ります。しかし直前期は自分が理解できていない事項、暗記が不十分な事項に絞って時間を使いたいもの。この場面に備えて、日頃勉強している段階から、各問題のページにふせんなどで印を付けておくと非常に役に立ちます。

例えば、同じ問題でも3回連続で正答できたものには何もつけず、逆に3回連続で誤答したものにはふせんを付けておきます。4~5周目で正答できた場合はふせんを外し、それでもなお正答できなかったもののみふせんが残っていきます。

直前期は、その残った問題に絞って演習を行えば、広い範囲でも自分の苦手とする論点が明確に絞れている状態を作ることができ非常に効率的で、短時間でも有効な試験対策を行えます。

2.テキストの読み込み

過去問演習と同じぐらい重要と言えるのが、テキストの読み込みです。過去問はすべての条文を網羅しているわけではありません。試験本番では、当然これまで出題されたことのない論点からも出題されます。

特に、すでに出題された論点の周辺知識については注意しながら押さえつつ、条文をまんべんなく理解することを意識しましょう。

合格者に話を聞くと、直前期にテキストを読む際は、試験当日の朝や昼休みに見るための、自分だけの重要ポイントメモを作りながら読み進めていたそうです。ただ、ここでこのメモが増えすぎると意味がないので、1科目あたりA4用紙の半分まで等自分でルールを決め、あくまで当日の朝と昼休みに確認できる範囲の量でまとめていたそうです。

試験当日はパニックになったり、周りのしていることが気になって集中できなかったりすることを見越して行ったとのことでしたが、単純に自分の頭の中の整理にも役立ったそうなので、参考にしてください。

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3.各科目(法令)の目的条文の読み込み(選択式対策)

直前期にぜひ行っていただきたいのが、目的条文の読み込みです。これは特に選択式問題対策として有効になります。

選択式問題とは、1問5箇所(1箇所1点、1問で5点)の空欄に、20個の語句・数字から適当な選択肢を選んで解答する、空欄補充型の試験形式です。

選択式試験にも基準点(いわゆる足切り点)があるのですが、原則は5点中3点と定められています。しかしほぼ毎年、一部の問題の基準点は補正(いわゆる救済措置)が行われ、基準点が2点ないし1点に修正されています。

補正は、多くの受験生が3点の得点ができなかった場合に行われます。すなわち出題された問題が難問・奇問すぎる内容だったため多くの受験生が正答できず、原則どおりの基準点を適用すると試験が成立しなくなってしまうようなケースです。

逆に考えると、多くの受験生が得点できる問題を自分が落としてしまうと、その問題自体は補正の対象にならず基準点割れで不合格、という可能性があるのです。

統計や白書など、なかなか得点を伸ばすことが難しい分野からの出題は周りの受験生も得点できない可能性が高いと考える一方、テキストや条文に掲載がある分野は落とすことはできません。特に各法令の目的条文(1〜2条)は、必ず目を通すようにしてください。

令和6年度試験でも、選択式試験問題に目的条文からの出題がありました。

社会保険に関する一般常識

このように、条文を正確に押さえておけば得点できる問題は合格できるレベルの受験生なら得点してくるため、このような問題をいかに落とさないかが重要なポイントになります。また、条文やテキストの読み込みは選択式試験のみならず択一式試験対策になるため、選択式では出題されなかったとしても役に立つ場合も十分あり得ます。

直前期に何度も繰り返し読むことで、記憶に定着させましょう。

引用:全国社会保険労務士会連合会試験センター|社会保険労務士試験オフィシャルサイト

4.法改正論点の確認

社労士試験の特徴として、毎年必ずいずれかの科目で法改正の影響を受けることです。社労士試験は、試験年度の4月上旬時点で施行されている法令から出題されます。したがっておのずと、法改正対策は受験をする年の5〜6月頃以降となります。

テキストが法改正に追いついていない場合もあるため、自分で情報収集・テキストの修正をする必要が出てくることもあるでしょう。しかし、法改正分野は出題されやすい傾向にあるため、手を抜くことはできません。直前期は必ず法改正対策の時間を確保しておきましょう。

ただし、法改正論点の確認に時間をかけすぎることはNGです。主要科目の法改正をしっかり理解・覚えることを心がけましょう。

5.生活リズムを整える

勉強する時間は、朝型派・夜型派それぞれあると思いますが、社労士試験は例年午前10時30分から実施されます。この時間に自分のコンディションがベストな状態になるよう、特に夜型の人は直前期に調整を行いましょう。

社労士試験直前期にやってはいけないこと3選

1.新しい教材に手を広げる

直前期のタイミングで新しいテキストや問題集を取り入れることは避けましょう。

基本的に、1冊のテキストに合格に必要なための情報は揃っています。しかし模試などでテキストに載っていないような事項が出題されると、不安になって別の教材に手を伸ばしてしまう受験生もいるものです。

直前期のタイミングで教材を増やしてしまうと、片方に載っていない論点が目に入ったときに過剰に不安になってしまったり、整理できていた知識でも言い回しの違いなどで無用な混乱を起こしてしまったりと、かえって悪い影響が出てしまうことがあります。限られた時間を有効に活用するためには、このタイミングで手を広げることは得策ではありません。

それまで使ってきた教材と自分を信じて、手持ちのテキストに載っていることを完璧に理解・暗記するつもりで最後まで貫きましょう。

2.無計画に、網羅的な復習をする

社労士試験は範囲が広い試験なので、全範囲を一気に復習しようとすると、時間が足りず表面的な学習になってしまいます。直前期には頻出分野・苦手分野に絞り、短時間でも成果を最大化できるような反復学習を心がけましょう。

3.模試を受けっぱなしにする

模試を受験する目的はそれぞれあると思いますが、「受けっぱなし」が最もよくない時間の使い方です。これまで学習してきたことの総仕上げ・腕試しとして受験する人も、時間配分の確認のために受験する人も、一般常識や法改正論点の情報収集のために受験する人も、必ず復習を行うようにしましょう。

間違えた問題や、正解はしたものの迷う選択肢があった問題などはきちんと復習し、本試験で出題された際には正答できるよう準備しましょう。

模試は本試験と同じボリュームで行われますので、全問解答するのに数時間は要するはずです。直前期の数時間は、試験までに残された貴重な時間です。すべて無駄にしないよう目的と計画をもって取り組みましょう。

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まとめ

今回は、社労士試験の直前期の勉強時間や、その勉強時間の確保の仕方、また限られた時間のなかで何をすべきか、逆にしないべきかについて詳しく解説をしてきました。

直前期は多くの受験生が本番に向けて総仕上げのため時間を投下します。

合格のためのもうひと踏ん張り、プレッシャーや不安に打ち勝ち、悔いなく本番を迎えられるよう準備して臨みましょう!

オンラインで勉強している人と講座の様子

メダリストクラブでは、社労士のプロである嘉瀬先生が試験当日まで受験生をサポート!試験本番までの過ごし方や、学習プランについても相談可能です。

毎年受講生からも好評で「先生の分析が的確だったので、内容の理解が進んだ」という声を頂くことも!ぜひ直前期で試験勉強に不安がある方はメダリストクラブの講座を受講してみてください

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