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社労士試験直前チェックリスト|合格者が実践した最終調整法

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社労士試験直前期にやるべきこと&やってはいけないことを網羅したチェックリストを公開。合格者の直前期ルーティンや試験前日の過ごし方を詳しく解説し、試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するための準備をサポートします。

社労士試験の直前期は、これまでの学習を総仕上げする重要な時期。しかし、超直前のタイミングでは何を優先すべきか迷う受験生も多いでしょう。

本記事では、試験直前にやるべきことをチェックリスト形式で整理し、試験前日の過ごし方、試験本番での注意点を詳しく解説します。さらに合格者の経験談を交えながら、試験当日に最高のパフォーマンスを発揮するためのポイントも紹介。

試験本番に向けて、万全の準備を整えましょう!

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社労士試験直前1週間の過ごし方

生活習慣を見直して早起きしている女性

社労士試験直前の1週間。それまでの多くの時間を勉強に費やしてきた受験生なら、大切に過ごしたい1週間です。しかし本番を意識するがあまり、逆に何をすればいいかわからないという状況に陥ってしまう人もいるのではないでしょうか。

試験当日にベストパフォーマンスを発揮するためには、勉強以外の面でも気を配るべきことが出てきます。

体調管理(食生活を整え、十分な睡眠をとる)

基本的なことですが、試験当日にベストな体調にしておくことが最も重要です。特に直前期は、以下のことに気をつけてください。

社労士試験は例年8月下旬に実施されます。お盆の夏季休暇の後であり、人の動きが活発になるタイミングが近くなります。様々な感染症のリスクがあるため、なるべく人混みは避けて過ごすようにしましょう。

また、基本的な感染対策として手洗い・うがいを徹底しましょう。

これまで睡眠時間を削って勉強してきた人も、直前の1週間はなるべく十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

夏場の暑い季節と重なりますが、クーラーの温度を下げすぎたり、冷たい飲み物ばかりとる等は要注意です。トイレの回数が多くなるようなことがあると、時間のロスにもつながります。

計画的にテキストを読み込む

直前期でも重要なのは基礎の確認であり、テキストの読み込みです。ただし、直前期は無駄なく時間を使いたいもの。社労士試験の出題範囲は大変広く、無計画に復習しようとすると内容が希薄になってしまったり、すでにマスターしている項目に時間をかけてしまったりと非常に非効率です。直前1週間の計画は、遅くとも試験本番の1ヶ月前には決めておきましょう。

社労士試験合格者である方に話を聞くと、直前1週間で必ず読むテキストの箇所に付箋をつけておき、逆にそれ以外の箇所は一切見ないと決めてやることを絞っていたそうです。また、日ごとのタスクも事前に細かく決めておき、決めたスケジュールに沿って淡々と直前期を過ごしていたとのことです。

そうすることで精神的にも焦りや不安が軽減され、落ち着いて本番を迎えることができたと話していました。

直前期のタイミングは周りの受験生に合わせるよりも、自分自身のペースややり方を大事にするべきです。焦らずに自己管理を徹底しましょう。

模試の振り返りを行う

直前期に模試を受験した人は、その振り返りの時間を確保しましょう。模試で出題された論点が本試験でも出題された場合、その模試を受験した他の受験生は得点してくるため救済対象とならない可能性が上がります。特に、一般常識分野と法改正事項は要チェックです。

ただし、模試の振り返りはほどほどに。論点整理や直前に確認すべき事項の整理は模試を受験した直後に済ませておき、直前期は短時間で確認や復習ができる状態を作っておきましょう。

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社労士試験前日のチェックリスト

ポイント

いよいよ明日が社労士試験本番というタイミング。落ち着かない一日を過ごすことにならないよう、以下のチェックリストを活用して限られた時間を活かしましょう。

試験当日の持ち物リストを作っておく

忘れ物をしてしまうと動揺してしまい、集中力を削がれる可能性もあります。

受験票や筆記用具など必須の持ち物はもちろんですが、あると便利な寒さ・暑さ対策グッズや試験会場で確認するためのメモなど、自分の持ち物リストを作っておきましょう。

試験当日の移動手段を調べておく

社労士試験の受験案内によると、試験会場へは「公共交通機関を利用してご来場ください。車(タクシーを含む)、バイクや自転車でも来場・送迎は禁止します。」とされています。前日までに、必ず電車やバスなどの公共交通機関の乗り継ぎ方法や時刻表をチェックしておくと安心です。

また、社労士試験は例年日曜日に実施されます。平日の交通量と差がある可能性があるので、その点も考慮して自宅等を出発する時間を決めておきましょう。

引用:社会保険労務士試験オフィシャルサイト|第57回(令和7年度)社会保険労務士試験について

試験当日の服装を決めておく

合格者のA子さんに話を聞くと、A子さんは、試験当日の朝はなるべく「選択」する事柄を少なくし、少しでも脳が疲れないよう工夫していたそうです。前日に天気予報を確認し、服装、防寒対策用の羽織、靴まで細かく決めておくことで、当日は着るものについては何も考える必要がなくなったと話していました。

逆に当日の朝にあれこれ考えてしまうと、集中力が少し低下してしまったり、思わぬ忘れ物をしてしまったりするリスクが上がるように思っていたそうです。

事前の抜かりない準備と確認は、当日の心の余裕やリラックス状態を作ることにつながります。少しの工夫でできることなので、ぜひ試してみてください。

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選択式・択一式試験チェックリスト

ここからは、選択式・択一式それぞれの試験形式に応じたチェックリストです。合格者の体験からまとめたものですので、一つの方法として参考にしてください。

選択式試験チェックリスト

選択式試験は、全部で8問出題され、各問題につき空欄が5個(1問あたり5点)、合計40点満点の試験形式です。合格基準は原則として、「40点満点中総得点28点前後・各科目5点中3点以上」となっています。

選択式試験の特徴は、「5点中3点以上」というシビアな科目別の基準点です。ただし、補正(いわゆる救済)が入ることが多いのも選択式試験でもあります。これらのことを前提に、超直前にチェックしたい事項をご紹介します。

社労士試験受験生の皆さんは、これまで完璧を目指して勉強に取り組んできたと思います。勉強期間中としては、なるべく知識の穴を作らず、苦手分野をなくしていくような勉強が必要ですが、本番ではとにかく「基準点を割らないこと」が最も重要です。

選択式試験の科目別の基準点は「3点」です。自信がない問題が出題された場合は無理に高得点を狙わず、同じ選択肢を2度使ういわゆるダブルマークをしてでも、3点の得点にこだわりましょう。

本番では、初見の論点や覚えていない数字に関する出題もあります。そんな時動揺してしまうと集中できなくなり、冷静に考えれば解ける問題でもケアレスミスしてしまったり、マークミスをしてしまったりということにつながります。特に選択式試験では1問の比重が大きいため、択一式試験よりも焦りを感じやすいものです。

「自分が知らない知識が問われることもある」と最初から覚悟し、「難しい」「わからない」と感じたらいったん次の問題に進みましょう。

ただし、最終的に解答欄を埋めることを忘れてしまってはいけません。飛ばした問題がどこにあるかすぐに分かるように、印を付けて進むことを忘れないようにしましょう。

選択式試験は80分間で実施されます。試験科目数は8科目なので、単純計算すれば1問あたり10分かけることができます。

しかし、問題によっては短文で10分もかからず、中には5分程度で解き終わる問題も出てきます。したがって、1問10分以内を厳守していれば最後に見直す時間も確保できることになるでしょう。

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択一式試験チェックリスト

択一式試験は、5肢択一で全部で7科目、各科目10問(1問あたり1点)、合計70点満点の試験形式です。合格基準は原則として、「70点満点中総得点49点前後・各科目10点中4点以上」となっています。

解く科目の順番を決めておく

択一式試験問題は労働基準法から始まりますが、出題される順番通りに解答していく必要はありません。自分の得意科目から解いていく・苦手科目だけ後回しにするなどして、精神的な安定が保ちやすいよう工夫しましょう。

ただし、問題用紙を行ったり来たりしすぎるような順番にすると時間のロスになります。また、マークミスも発生しやすくなるため、細かすぎる順番の入れ替えはおすすめしません。事前によく検討して、本番に臨みましょう。

個数問題は飛ばす

個数問題とは、複数の選択肢の中から正しい(または誤りの)選択肢の数を答えるタイプの問題です。すべての選択肢の正誤を正しく判断する必要があるため、消去法が使えず正答率は低くなる傾向にあります。

難問とされるケースが多く悩んでしまい時間がかかることも多いため、潔く飛ばして後回しにするのも一つの方法です。ある合格者に話を聞くと、「個数問題が出たら何も考えず次の問題に進む」と最初から決めていたと話していました。

時間配分に気を付ける

択一式試験は210分間と長時間に及ぶ試験です。選択式試験とは違う角度で、時間配分に注意する必要があります。

長時間ということで油断しやすいですが、択一式試験の方が選択式試験よりも時間が足りなかったという受験生の声をよく耳にします。7科目で210分なので、単純計算では1科目30分、1問あたり3分の計算です。しかし1問解くごとに時計を見ていては非効率なので、科目ごとの時間割を大まかに決めて、1科目終わるごとに確認するようにしましょう。

また、トイレに立つタイミングと回数をあらかじめ決めておくこともおすすめです。これは集中力の回復も兼ねた対策にもなります。「何問目まで進んだら」や「○時になったら」など決めて計画的に行動することで、試験中の迷いを減らすことができます。

必ず見直しをする

これは当たり前のことと思われるかもしれませんが、必ず行ってください。

合格者のB子さんに話を聞くとB子さんは試験本番、択一式試験を一通り解き終わった後、自信がない問題1問の再検討を始めてしまいました。ここでかなりの時間を使ってしまい、試験終了の5分前頃からマークミスがないかの見直しを始め、ある科目で1問ずれてマークされているのを見つけたはいいものの、書き直す時間がギリギリだったということを経験したそうです。

一通り解き終わった後、先に見直しをしていれば慌てることはなかったはずで、その1問の再検討のためにあわや5〜6問の失点をしてしまっていたのです。

皆さんはそのような事態にならないよう、終了後の見直しはしっかり行ってください。

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まとめ

オンラインで勉強している人と講座の様子

今回の記事では、社労士試験超直前期の確認事項や注意事項をチェックリスト形式でご紹介しました。

試験直前、落ち着かない日々を過ごすのはどの受験生でも同じこと。緊張や不安や焦りも「そういうもの」と受け入れて、淡々と過ごせるよう工夫しましょう。

ポイントはなるべく早めから直前期の過ごし方やタスクを決めておくことです。

勉強してきたことを本番で悔いなく発揮できるよう、しっかり準備して本試験に臨んでください!

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