
【FP】ファイナンシャルプランナー2級と3級の違いを詳しく解説します!

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ファイナンシャルプランナー(FP)とは、お金に関する専門資格のことです。
FP資格を取得するためには試験があり、FP試験は、1級と2級、3級に分かれています。
難易度は1級が1番高い試験になります。
※FP3級、FP2級、FP1級の順に難易度が上がる。
今回は、FP3級とFP2級の違いについて説明をします。
わかりやすく解説をしますので、ぜひ参考にしてみてください。
FP2級と3級の違い①試験範囲
FP2級とFP3級では、試験範囲が異なります。
ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6つの項目は2級と3級に違いはありませんが、「各項目の詳細」については異なります。
2級と3級の細かい試験範囲についてまとめましたので、参考にしてください。
3級 | 2級 |
ライフプランニング | |
・理論、関連法規、手法 ・社会保険 ・公的年金 ・企業年金や個人年金 ・年金と税 ・資金計画と最新の動向 ・ローンとカード | ・理論、関連法規、手法 ・社会保険 ・公的年金 ・企業年金や個人年金 ・年金と税 ・資金計画と最新の動向 ・ローンとカード ・中小法人資金計画 |
リスク管理 | |
・リスクマネジメントと保険 ・生命保険 ・損害保険 ・第三分野の保険 ・リスク管理と保険 ・最近の動向 | ・リスクマネジメントと保険 ・生命保険 ・損害保険 ・第三分野の保険 ・リスク管理と保険 ・最近の動向 |
金融資産運用 | |
・マーケット環境 ・預貯金、金融類似商品 ・投資信託 ・債券投資、株式投資 ・外貨建て ・保険商品 ・金融派生商品 ・ポートフォリオ運用 ・税、法規、セーフティーネット ・最近の動向 | ・マーケット環境 ・預貯金、金融類似商品 ・投資信託 ・債券投資、株式投資 ・外貨建て ・保険商品 ・金融派生商品 ・ポートフォリオ運用 ・税、法規、セーフティーネット ・最近の動向 |
タックス プランニング | |
・税制と所得税のしくみ ・各種所得と損益計算 ・所得控除、税額控除 ・所得税の申告、納付 ・個人住民税、個人事業税 ・最近の動向 | ・税制と所得税のしくみ ・各種所得と損益計算 ・所得控除、税額控除 ・所得税の申告、納付 ・個人住民税、個人事業税 ・法人税 ・法人住民税、法人事業税 ・消費税 ・会社と役員の税務 ・法人の決算書と申告 ・諸外国税制 ・最近の動向 |
不動産 | |
・見方、取引、規制 ・不動産取得 ・保有に関する税 ・不動産譲渡に関する税 ・不動産賃貸 ・不動産有効活用 ・不動産証券化 ・最近の動向 | ・見方、取引、規制 ・不動産取得 ・保有に関する税 ・不動産譲渡に関する税 ・不動産賃貸 ・不動産有効活用 ・不動産証券化 ・最近の動向 |
相続・事業承継 | |
・贈与に関わる法律と税 ・相続に関わる法律と税 ・相続財産評価 ・不動産や保険の相続対策 ・最近の動向 | ・贈与に関わる法律と税 ・相続に関わる法律と税 ・相続財産評価 ・不動産や保険の相続対策 ・事業継承対策 ・事業と経営 ・最近の動向 |
このように、FP2級の方がより専門的な内容が加わりますので、試験としての難易度も大きく上がります。
FP2級と3級の違い②受験資格
FP2級とFP3級は受験資格も異なります。それぞれの受験資格についてまとめました。
3級 | 2級 |
FP業務に従事、あるいはしようとしている | ・FP3級合格者(合格番号必須) ・2年以上の実務経験(自己申告) ・AFP認定研修修了 (修了証書あるいは受講者番号) ・金融渉外技能審査3級合格者 (合格証書等が必要) |
FP3級については、基本的に誰でも受験ができます。
一方、FP2級については、「FP3級の合格者」という条件など、いくつかの条件のうち1つ以上を満たす必要があります。
もっともシンプルな条件がFP3級の合格です。
多くの方の場合、FP2級の受験をするためには、FP3級の合格が必要になりますので、まずはFP3級の勉強から始めるのが良いでしょう。
FP2級と3級の違い③合格率
FP2級と3級では合格率が異なります。それぞれの合格率についてまとめました。
FP2級の合格率(FP協会)
試験日 | 学科試験 | 実技試験 |
2024年5月 | 59.29% | 54.87% |
2024年1月 | 39.00% | 61.12% |
2023年9月 | 53.54% | 52.02% |
2023年5月 | 48.82% | 58.61% |
2023年1月 | 56.12% | 59.53% |
2022年9月 | 42.16% | 56.55% |
2022年5月 | 49.20% | 62.11% |
2022年1月 | 41.51% | 56.33% |
2021年9月 | 50.56% | 60.26% |
2021年5月 | 55.61% | 66.67% |
2021年1月 | 44.02% | 71.01% |
2020年9月 | 49.19% | 57.37% |
2020年5月 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 41.86% | 62.61% |
FP3級の合格率(FP協会)
試験年月 | 学科試験 | 実技試験 |
2024年1月 | 83.14% | 86.56% |
2023年9月 | 74.78% | 77.67% |
2023年5月 | 88.25% | 86.83% |
2023年1月 | 85.25% | 88.34% |
2022年9月 | 80.78% | 84.44% |
2022年5月 | 83.37% | 90.33% |
2022年1月 | 87.01% | 90.75% |
2021年9月 | 84.69% | 80.50% |
2021年5月 | 83.25% | 76.65% |
2021年1月 | 87.92% | 86.53% |
2020年9月 | 89.64% | 88.04% |
2020年5月 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 85.34% | 79.45% |
このようにFP2級とFP3級では、合格率が大きく異なります。
しかもFP2級の場合は、FP3級の合格者が受験しているケースが多いため、受験生のレベルも高い状態であるといえます。
FP3級に合格するためにもしっかりとした対策が必要ですが、FP2級になると、より深い対策が必要になります。
FP2級に合格するためには、綿密なスケジュールと、暗記だけではない知識の理解が必要です。
もちろん、独学でも勉強はできますが、より効率的に勉強するためには、資格学校の講座の受講が有効です。
メダリストクラブでは、FP2級やFP3級合格に必要な知識や技術をトータル的に学んでいただける講座をご用意しています。
FP2級、FP3級に合格したいという方は、まずはお気軽にメダリストクラブまでご相談ください。
FP2級とFP3級の違い④合格に必要な勉強時間
FP試験合格に必要な勉強時間は、FP2級は150~300時間、FP3級は80~150時間必要であるといわれています。
もちろん個人差があるので、あくまで参考にはなりますが、FP3級の倍以上の勉強時間がFP2級の合格には必要です。
モチベーションを維持し、長期間勉強しなければならないので、しっかりとした学習計画を立てる必要があります。
FP2級とFP3級の違い⑤資格を取った後のメリット
FP3級はFPの登竜門的な資格です。
覚えるべき金融用語や専門用語は多いので、決して簡単には合格できませんが、しっかりと計画を立てて勉強ができれば、合格できる資格です。
一方、FP2級はかなり専門的な資格です。
3級に合格できた方でも、なかなか合格できないという方はたくさんいますので、よりしっかりとした計画を立て、モチベーションを維持し勉強をし続ける必要があります。
だからこそ、FP2級は多くの金融機関での就職に役に立ちます。
特に、個人の顧客に投資信託や保険を販売するリテール部門については、FP2級の取得を必須にする金融機関も多いです。
もちろん、FP3級も就職には役に立ちますが、金融系へのキャリアチェンジやキャリアアップを目指すのであれば、FP2級まで取得するのが良いでしょう。
FP資格の取得はメダリストクラブがおすすめ!

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