東京の会員制自習室・資格講座、メダリストクラブ

コラム

宅建5問免除のすべてがわかる完全ガイド|範囲や有効期限の注意点も解説

宅建の資格の勉強をしている女性
カテゴリー

このページは約5分で読めます。有意義なページになっていますので、最後までご覧ください。

「宅建5問免除の内容や条件を詳しく知りたい」
「登録講習を受けるとどんな範囲が免除になるのか確認したい」
「5問免除の申込み時期や有効期限を把握しておきたい」

宅建試験には「5問免除」という制度があります。国土交通大臣の登録を受けた教育機関で「登録講習」を修了すると、本試験のうち5問が免除される仕組みです。出題範囲の広い宅建試験では、5問分の負担が減るだけでも学習効率を大きく高めることができます。

この記事では、宅建5問免除の仕組み・有効期限・免除される範囲・申込みの流れ・受講時の注意点をわかりやすく解説します。宅建試験の受験を考えている宅建業従事者の方は、ぜひ参考にしてください。

人気の宅建士講座はこちら>>

宅建の5問免除とは?

宅建試験対策に模試を検討しいているところ

5問免除制度は、実務に必要な基礎知識を事前に学んだ人を評価する目的で設けられています。制度を利用するには、国土交通大臣の登録を受けた教育機関が実施する「登録講習」を修了する必要があります。

登録講習を受講するには、次の2つの条件を満たさなければいけません。

・受講時点で宅地建物取引業に従事していること
・「従業者証明書」を所持していること

派遣社員やアルバイトであっても、宅地建物取引業者に雇用されていれば従業者証明書が発行されるため、受講が可能です。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構|登録講習について

有効期限は「修了日から3年間」有効

登録講習を修了すると発行される「登録講習修了証」は、修了日から3年間有効です。この期間内であれば、どの年度の宅建試験でも5問免除を受けることができます。

ただし、有効期限を過ぎると再度講習を受け直す必要があります。受験申込や試験日程を見据えて、修了時期から逆算してスケジュールを立てることが重要です。有効期間を正しく理解しておくことで、余裕をもって受験準備を進められます。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構|登録講習について

宅建5問免除科目と出題内容

宅建の試験会場のイメージ

宅建試験で免除される5問は、全50問のうち実務分野に関する「第46問〜第50問」にあたります。

出題範囲は次の2つに分類されます。

・宅地や建物の需給に関する法令および実務に関すること(問46、47、48)
・土地や建物の形質・地積・構造などに関すること(問49、50)

扱われる内容は、法律条文よりも実務寄りの知識が中心です。わずか5問分でも免除によって学習負担が減り、他分野に集中できる点が大きなメリットです。

免除範囲を理解して学習効率を高めるポイント

5問免除制度を最大限に活用するには、免除科目の範囲と学ぶ目的を正しく理解することが大切です。免除対象の内容は試験では出題されませんが、実務では必要となる知識が多く含まれています。

例えば、講習で扱う「税金」や「価格の評定」は、宅建士として顧客に説明する際に欠かせないテーマです。そのため、免除部分も軽視せず復習しておくことで、知識の定着と応用力が身につきます。

残りの45問は出題比率の高い分野に集中し、戦略的に学習時間を配分することが合格への近道になります。

宅建5問免除の申し込みから試験までの5ステップ

宅建の勉強に興味がある女性

宅建の5問免除を受けるには、登録講習の申し込みから修了証の取得まで、明確な手順を踏む必要があります。ここでは、宅建の5問免除の申し込みから試験までの5ステップを解説します。

1. 登録講習の申し込みと必要書類の準備

登録講習を実施する教育機関へ申し込みを行います。申込時には、以下の書類の提出が求められます。

・本人確認書類
・証明写真
・従事(予定)証明書

不動産会社で勤務中の方は「勤務証明書」を、内定者などこれから従事する予定の方は「従事予定証明書」を提出します。書類に不備があると受理されない場合もあるため、募集要項をよく確認してから準備しましょう。

講習は定員制で、人気の時期は早期に締め切られることがあります。希望する受講日程を確保するためにも、余裕をもって早めに申し込むことが大切です。

2. 教材による通信学習とスクーリング受講

登録講習は「通信学習」と「スクーリング(対面講義)」の2段階で構成されています。

まず通信学習では、教材を使って宅建業法や取引実務などの基礎を自宅で学びます。期間はおおむね1〜2ヶ月程度で、自分のペースで進められるため、仕事や家事と両立しながら取り組みやすいのが特徴です。

その後、指定会場で行われるスクーリングに2日間参加します。講師による実務的な解説や質疑応答を通じて、通信学習で得た知識を整理・定着させる内容です。

講習の修了には、通信課題の提出とスクーリングの全日程出席、さらに修了試験への合格が必要です。

3. 修了試験の受験と合格基準の確認

通信学習とスクーリングをすべて修了すると、最終段階として「修了試験」が実施されます。試験はスクーリングの最終日に行われ、通信講座やスクーリングで学んだ内容が理解できているかを確認する目的で実施されます。

出題形式は四肢択一式の全20問程度で、試験時間は約1時間です。合格基準はおおむね7割(14問)以上の正解とされており、難問や奇問は出題されません。講義内容をしっかり理解していれば十分に合格可能です。

なお、修了試験は原則1回限りで、追試・再試験は行われません。教材の持ち込みも禁止されているため、スクーリング前に復習を済ませておくことが重要です。また、実施機関によっては、通信学習の進行状況などを踏まえ、スクーリングを1日で完結できる短縮コースを設けている場合もあります。

4. 修了証の交付

修了試験に合格すると、国土交通大臣が認定した教育機関から「登録講習修了者証明書」が交付されます。この証明書は、宅建試験の申込時に提出する重要書類であり、5問免除を受けるために必須です。

有効期間は修了日から3年間で、この間に実施される宅建試験であれば、どの年度でも5問免除が適用されます。期限を過ぎると再度講習を受け直す必要があるため、早めに受験年度を決めておくと安心です。

また、修了証の発行には機関によって1〜2週間程度かかる場合があります。試験の申込期間に間に合わないこともあるため、講習修了から出願までのスケジュールには余裕をもっておきましょう。

5. 宅建試験の申込み手続き

修了証を受け取ったら、次はいよいよ宅建試験の申込みです。申込期間は例年7月上旬から下旬に設定されており、インターネットまたは郵送で手続きを行います。

登録講習修了者は、申込時に修了証の写しを添付(またはアップロード)する必要があります。記入内容に誤りがあると受験できないこともあるため、氏名・生年月日・受験地などの入力情報をよく確認しましょう。

試験当日は、免除申請が自動的に反映されるため、解答するのは全50問中45問となります。申込み後は、受験票の到着や試験会場の確認を行い、残りの45問の出題範囲に集中して復習を進めましょう。

講習で得た実務知識を活かすことで、より効率的に合格を目指せます。

人気の宅建士講座はこちら>>

宅建5問免除でも油断は禁物!メダリストクラブで確実に合格をつかもう

メダリストクラブで勉強している社会人

5問免除を受けても、宅建試験の合格が保証されるわけではありません。残り45問の中には、宅建業法や法令上の制限、権利関係など、得点差がつきやすい専門分野が多く含まれます。免除で生まれた余裕を、確実に得点源を伸ばす学習に使うことが重要です。

メダリストクラブの宅建講座は、熟練講師が独自にカスタマイズしたオリジナル教材を使用し、出題傾向に沿った解説で実戦力を養います。通学・オンラインの両対応で、忙しい社会人でも無理なく継続できる点も魅力です。さらに、通学型フルパックでは自習室の利用特典もあり、集中して学習を進められます。

5問免除によるアドバンテージを最大限に活かし、短期間で確実に合格を目指すなら、メダリストクラブの宅建講座が最適な選択です。

人気の宅建士講座はこちら>>

まとめ

オンラインで勉強している人と講座の様子

宅建の5問免除制度は、登録講習を修了することで本試験の出題数を45問に減らせる有利な仕組みです。免除範囲は実務に関する内容が中心で、効率的に学習を進めたい人に最適です。

ただし、受講期限や修了証の有効期間など注意点もあるため、早めの申込みと計画的な学習が大切です。制度を正しく理解し、合格に向けて着実に準備を進めましょう。

人気の宅建士無料体験講座に申し込む>>

ページの先頭に戻る