東京の会員制自習室・資格講座、メダリストクラブ

コラム

宅建に合格する過去問の勉強法3選!勉強する理由や注意点も解説

宅建の過去問のイメージ
カテゴリー

このページは約6分で読めます。有意義なページになっていますので、最後までご覧ください。

「過去問の勉強法が分からない」
「何年分の問題を解いたら実力がつくのか知りたい」
「過去問は答えを覚えてしまうから実力がついているか分からない」

宅建試験に合格するためには、過去問の勉強が必須です。しかし、過去問の勉強法が分からない人や成果がでるのか不安な人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、宅建に合格するための「過去問の勉強法」について解説します。過去問の勉強が重要な理由や過去問の勉強法で注意するポイントと合わせて、参考にしてみましょう。

これから宅建試験を受ける人は、必見の内容です。

宅建合格のために過去問を勉強する4つの理由

宅建の勉強をしている女性

宅建合格のためには、過去問を使った勉強法が欠かせません。ここでは、その理由を5つ解説します。

過去問から出題される問題が多い

宅建試験は、過去問から約70%程度出題されているといわれています。そのため、過去の試験で出題された問題が今後も出題される可能性が高いです。

また、過去問を解くことで「どのような問題が出題されるのか」「どの分野が重要であるか」を理解し、それに基づいて合格するための対策が立てやすくなります。

つまり、合格するためには過去問の勉強は必要不可欠であり、最も効果的な学習ツールの一つです。

問題の出し方やひっかけ問題に慣れる

宅建試験では、不動産知識だけでなく「問題を解決する能力」が求められます。そのため、過去問を解くことで、出題される傾向やひっかけ問題に慣れることが可能です。問題の出題形式や複雑な問題に慣れることで、スムーズに解答ができる力がつきます。

たとえば、過去問で問題の出し方に慣れていれば「この問題は消去法で解ける」「この問い方はひっかけだ」など、文章を正確に読み取る力や解答を選択できる力を養うことが可能です。

過去問を解くことで、似たような問題に対処するための「適切な解答方法」が身につきます。そのため過去問は、宅建試験の問題に慣れるために重要です。

繰り返し学習で記憶が定着する

繰り返し学習は、記憶の定着にとても効果的です。過去問を繰り返し何度も解くことで、試験で頻繫に出題される法律用語や、宅建用語などが徐々に脳に定着します。

はじめのうちは、正解できなかった問題や理解しきれなかった部分も、過去問を繰り返し勉強することで徐々に理解できます。さらに同じ問題を繰り返し解くことで、出題や解答パターンが自然に身につくでしょう。繰り返し学習によって「一時的な記憶」から「長期的な記憶」に移行します。

つまり過去問を繰り返し解くことで、学習した内容が試験当日まで頭に定着しており、点数に結び付けることが可能です。

繰り返し学習は単なる暗記だけでなく、理解を深めるためにも有効であり、宅建試験の合格に向けて重要な学習方法といえます。

苦手な科目が分かる

過去問を解くことで、苦手な科目や分野を特定できます。過去問には様々な分野やテーマの問題が含まれており、間違える回数に応じて苦手な科目を把握できるからです。

たとえば、民法の問題で解答できなかったり、正解できても理解できなかったりする問題が何度も出てくる場合、それが自分の苦手な部分である可能性が高いといます。

過去問を解くことで、自分の弱点を客観的に見つけられるため、効果的な学習計画を立てることが可能です。自分の苦手な科目や分野が特定できて、その科目を集中的に勉強すれば理解が深まるため、本番までに克服できます。

宅建の過去問には2種類ある

宅建の過去問には、2種類の形式があります。自分の勉強法に合う種類を選択するようにしましょう。

さまざまな年代から抜粋している問題集

科目や項目別に、さまざまな年代の問題がまとめられている過去問の種類です。科目や項目別に似たような問題を解けるため、問題の出題パターンを細かく理解できます。たとえば、以下のような形式です。

1~30ページ民法過去10年分からランダムに出題
30~80ページ宅建業法過去10年分からランダムに出題
80~100ページ法令上の制限過去10年分からランダムに出題

このタイプの問題集では、過去の宅建試験からランダムに問題が選ばれて収録されています。そのため、様々な年代の問題が混在しており、特定の年度や出題傾向に偏りがないのが特徴です。

ただひたすら過去問を解くだけではなく、さまざまな年代の問題をまんべんなく理解しやすいため、問題の傾向を細かく知りたい人に向いています。

年度別に分けてある問題集

年度別に分けてある問題集では、過去数年間の宅建試験の問題が年度順になっています。たとえば、以下のような形式です。

1~30ページ平成25年の問題
30~60ページ平成26年の問題
60~90ページ平成27年の問題

実際に、その年に出題された本試験の問題をそのまま掲載しています。それぞれの年度における出題傾向や重要なポイントが把握しやすくなっており、最新の法改正に基づいた問題も含まれています。

この問題集を使うことで、本番を想定した時間配分の確認や解き方の順番を試せるなど、実際の試験に近い形での対策が可能です。時間配分が苦手な人や、本番形式で過去問学習を活用したい人に向いています。

宅建の過去問を効率良く学ぶ3つの勉強法

宅建のテキストを持っている女性

過去問は、ただひたすら解くだけでは意味がありません。使い方によって実力が身につくかどうかが決まるため、注意が必要です。ここでは、宅建の過去問を効率よく勉強するための方法を3つ解説します。

過去10年分の問題を解く

宅建の過去問には「5年分」や「15年分」などさまざまな種類があります。しかし、5年分だけでは出題傾向のパターンを比較しにくく、15年前など昔の問題だと出題傾向が現在と変わっている可能性があります。そのため、一番おすすめするのは過去10年分が掲載された過去問です。

10年分の過去問を解くことで、以下のような利点があります。

●実際の試験で出題される可能性の高い問題形式を把握できる
●試験の出題傾向や難易度の変化を把握できる
●自分の実力を客観的に把握できる

似たような問題が過去に何度も出題されている場合、試験に出やすい「重要問題」であることを示しています。したがって、過去10年の問題を解くことで、出題回数が多い問題に焦点を当てて勉強すべきかを理解することが可能です。

さらに、過去10年の問題を解くことで、試験の出題傾向や難易度の変化を把握できます。年度や法改正によって問題の難易度や内容が変わるため、過去問を解くことで、それに応じた対策を講じることが可能です。

また10年分の過去問によって、自分の弱点や不足している知識を見つけ出し、焦点を当てて学習できます。これにより、効率的で効果的な学習計画を立てられるでしょう。

最低でも5回転は解く

10年分の過去問は、最低でも5回転ほど繰り返し勉強しましょう。5回転することで、問題の傾向や知識を定着させることが可能です。

1回転ごとに、以下の方法で勉強するのをおすすめします。

1回転目

まずは本番同様に問題を解いていきます。覚えていない内容や分からない問題は深く考えすぎずにどんどん解いていきます。採点後に、間違えた問題や分からなかった問題をしっかり復習しましょう。

2回転目

前回の復習で把握できなかった問題や解答方法に焦点を当てます。間違えた問題や不明瞭だった部分を再度確認し、理解を深めましょう。

3回転以降

さらに理解を深めるために問題を解き直します。解答に自信を持てるようになるまで、同じ問題を繰り返し解いていきます。その過程で、問題に対する理解が深まり、解答スキルが向上していきます。この時点で問題の「答え」を覚えている可能性が高いため、解説をすべて覚えるくらい理解しましょう。

上記のような勉強法で、同じ問題集を5回転すれば、問題に対する理解が徐々に深まっていきます。最終的には、すべての問題に正解できるレベルまでもっていくのを目標にしてみましょう。

解答だけでなく「4つの肢」を理解する

解答だけでなく「4つの肢」を理解する勉強法は、単に正解を見つけるだけでなく、全ての選択肢に対する理解を深めることを重視します。解答だけでなく選択肢全体を理解することで、問題解決能力を高めることが可能です。

過去問を繰り返し解いていくと、答えを覚えてしまいます。そのため「なぜその選択肢が正しいのか」「他の選択肢はなぜ誤りなのか」を理解することで、問題に対する幅広い視点を持つことが可能です。幅広い視点で問題に臨めれば、同じような問題が出題された際にも柔軟に対応できます。

4つの選択肢をすべて理解できれば、合格にかなり近づけるといっても良いでしょう。過去問に出題されている全ての選択肢に対する理解を深めて、合格に向けて効果的な準備をしましょう。

宅建過去問の勉強法で注意する3つのこと

過去問を使って勉強する際には、正しい方法で合格に近づけます。ここで解説する3つの注意点を知っておきましょう。

試験を受ける年度の「過去問集」で勉強する

勉強する過去問集は、試験を受ける年度の最新のものを使いましょう。最新の過去問集には、直近の試験で出題された問題や似たような問題が含まれています。そのため、受験生は試験当日に出題される可能性が高い問題形式を把握し、対策を立てることが可能です。

また、過去問集を用いて学習することで、自分の理解度や実力を客観的に把握できます。過去問集は、試験を受ける年度の最新版を活用して勉強するようにしましょう。

解説が詳しく書いてある過去問集を選ぶ

過去問集を選ぶ際には、解説が詳しく書いてあるものを選ぶことが重要です。解説が詳しく書いてあるものを選べば、その問題の「正誤」だけでなく、答えに至るまでの根拠を理解できます。

具体的には、以下のような内容が解説されています。

●正解の選択肢がなぜ正しいのか
●他の選択肢との比較でどのように区別されるのか
●問題の背景や出題意図は何か
●解答のポイントはどこにあるか

上記のような解説が詳しく書いてある過去問集を選ぶことで、より効果的な学習が可能です。万が一、解説があまり詳しく記載されていない場合は、使用しているテキストから答えを探す方法もおすすめです。答えを探すためには、テキストを隅々まで確認する必要があるため、その科目全体の把握がしやすくなります。

過去問の答えだけを覚えないようにする

過去問を勉強する際には、答えだけを覚えることに留まらず、問題の解説や選択肢全体を理解するようにしましょう。単に答えを覚えるだけでは、試験の本番で似たような問題に対応できない可能性があります。

また、誤答の理由や他の選択肢と比較することで、問題解決能力を向上させることが可能です。したがって、過去問を勉強する際には、答えだけでなく問題の全体像を把握することを心がけましょう。

独学では学べない知識を補うなら宅建講座がおすすめ!

オンラインで勉強している人と講座の様子

この記事で解説した、宅建の過去問の勉強法を参考にして効率よく勉強すれば、独学でも合格できます。ただし、宅建に合格するためには、過去問では補えない知識を習得することが必要です。

メダリストクラブの宅建講座なら、専門の講師による講義で、過去問にないオリジナル問題や模擬試験などを満足に受けられます。さらに、無料の体験講座への参加により「自習室利用料無料」などの特典が受けられるためおすすめです。

これから宅建資格の勉強を始めたい人は、ぜひメダリストクラブの宅建講座を検討してみてください。

ページの先頭に戻る